iPhone XS|価格が高い3つの理由&3つのデメリット!

Apple」といえばアメリカ株式市場で2013年8月に時価総額首位の座に立ち、2018年8月にはアメリカ企業としてはじめて時価総額1兆ドル超えを果たした大企業です。

しかし2019年1月29日、2018年10月〜12月期決算において主力スマートフォン「iPhone」の販売減速を公表したところ株価が急落

2018年12月の段階で「マイクロソフト」には時価総額を抜かれていたのですが、相次いで「Amazon」「アルファベット(Google)」にも抜かれ4位まで後退しました。

販売不振の原因は最新モデル「iPhone XS」のシリーズが高額すぎたこと。

 

  • 税別112,800円:XS(64GB)
  • 税別129,800円:XS(256GB)
  • 税別152,800円:XS(512GB)
  • 税別124,800円:XS MAX(64GB)
  • 税別141,800円:XS MAX(256GB)
  • 税別164,800円:XS MAX(512GB)

 

XS・XS MAX いずれも、512GBタイプは15万円オーバーと「MacBook」が買えてしまうぐらいの価格です。

これでは、それまで業績好調だった Apple がついに消費者離れを呼んだとしても不思議はないでしょう。

Apple は「GAFA」の一員として世界的なプラットフォーマーという地位を確立してきました。

ところがいまでは、Amazonが2019年1月7日(月)に時価総額7,970億ドル弱(約86兆6,000億円)を達成してマイクロソフトも抜き、終値で世界ナンバーワンに。

1997年に上場して以来、Amazon が2019年の首位奪取までに要した期間はたった22年間です。

ネット通販」のほか「クラウドサービス」「広告」など複数の収益源があってそれぞれの分野が高成長を続けてきた結果でしょう。

消費者」だけでなく「企業」までを対象に幅広いサービスを展開しているので、Amazon はこれからの将来性も期待できそうですよね。

●iPhone XS 高い理由は「カメラ・チップ・ディスプレイ」の3つ!

iPhone XS Max のカメラ部分

Apple に販売減速・株価急落という結果をもたらしてしまった iPhone XS ですが、価格が高いのにはなんらかの「理由」があるはず。

現時点で「Apple Store」から購入できる iPhone は…

 

  • XS・XS MAX
  • XR
  • 8・8 Plus
  • 7・7 Plus

 

4世代モデルで、XS のリリースと同時に「iPhone X」 は Apple Store での販売を終了しています。

そもそもXS は X のマイナーアップデートモデルですし、Apple Store での購入も選択肢に入れるのであれば購入不可能な X と比較することはユーザー的にあまり有意義ではありません。

そこで実質上の前身モデルにあたる「iPhone 8」と比較すると、「カメラ」「チップ」「ディスプレイ」にスペック上の明らかな違いがあります。

この3点におけるグレードアップが「iPhone XS の価格が高い理由」と言えるでしょう。

1.カメラ

iPhone8とiPhoneXSを比較(カメラ・デュアルカメラ)

*画像引用元:Apple公式サイト

iPhone XS のカメラはそれまでの 8 などとは違い、革新的な「デュアルカメラシステム」が採用されています。

 

  • スマートHDR
  • 被写界深度
  • ボケエフェクト

 

といった機能により、明部・暗部のディティール背景のぼかしをより自由にコントロールすることが可能に。

iPhone で撮影したとは思えないほど美しい写真を残すことができます。

その性能はさすがにカメラ専用機に及ばないものの、シチュエーションを選ばずスピーディーに撮影できるのは小さくていつでも携帯可能な iPhone ならではの強み。

それに、きれいに撮った写真を「SNS」や「ストレージサービス」そして端末間でタイムリーにデータ連携できるのも大きなメリットですよね。

 

2.チップ

iPhone8とiPhoneXSを比較(A11チップ・A12チップ)

*画像引用元:Apple公式サイト

iPhone XS はプロセッサーに「A12 Bionicチップ」を搭載。8 や X の「A11」より「高速化」「効率化」などが向上し…

 

  • プロセッサー速度:最大15%アップ
  • 消費電力:最大50%ダウン
  • グラフィックス性能:最大50%アップ

 

となっています。

パワフルなチップを搭載したことで、グラフィックスメモリを多用するゲームでの「臨場感」がより高まったり「Face ID の高速化・認証レベル強化」も実現。

カメラ機能における「スマートHDR」や「AR(拡張現実)」にも一役買っています。

 

3.ディスプレイ

iPhone8とiPhoneXSを比較(ディスプレイ)

*画像引用元:Apple公式サイト

iPhone XS の「サイズ」は「5.8インチ」で、iPhone 8 の「4.7インチ」と比較するとひと回り大きくサイズアップ。

ホームボタン削除」によって「オールスクリーン化」された「全画面ディスプレイ」がとても新鮮に感じられますよね。

また「有機EL(OLED)」が採用された「Super Retina HD ディスプレイ」は圧巻のコントラスト抜群の色彩表現を実現してますし、「解像度」も 326ppi→458ppi とアップしてます。

iPhone XS の大型化・オールスクリーン化を活かす「アプリ」「ゲーム」の利用において、目に飛びこんでくる「スケール感」はこれまでの比ではないでしょう。

●XS は「重量増・サイズアップ」と「Face ID」もデメリット?!

iPhone XS と XS Max のホーム画面

iPhone XS はカメラ・チップ・ディスプレイ性能が大幅アップしていることから、高価格であることにも一定の理解はできます。

ただここまでの高性能化が必要なのか疑問を感じるのも本音。普段どのように iPhone を使ってますか?

本気で写真にこだわるのであれば「デジタル一眼レフカメラ+高級レンズ」を買うべきですよね。

たかはし昇一 も趣味の登山などで写真撮影をよくしますが、そんなときはソニー製高級コンデジの…

 

 

を別途持参するので、iPhone で写真を撮る機会はほとんどないのが実情です。

チップ性能も「エンジニア」や「ガジェットマニア」でない一般ユーザーだと数字上の高速化・効率化を体験できるかは微妙なところ。

ぼくのように大容量ゲームを利用しない「ライトユーザー」に対して恩恵はかなり限定的になりそうですよね。

さらにサイズアップ・オールスクリーン化というメリットは「デメリット」とも表裏一体で…

 

  1. 重量増・サイズアップ
  2. Face ID

 

という点も「賛否両論」が分かれるでしょう。

 

1.重量増・サイズアップ

iPhone8とiPhoneXSを比較(サイズと重量)

*画像引用元:Apple公式サイト

iPhone は当初モデルからどんどん「大型化」していますよね。当然ながら、サイズアップに比例する「重量増」も避けらず…

 

  • iPhone 7:138g
  • iPhone 8:148g
  • iPhone XS:177g

 

7→8 は「約10g」の重量増で済みますが 7→XS は「40g弱」、そして 8→XS でも「30g弱」の重量増となります。

7→8 は「Qi充電器」による「ワイヤレス充電」という機能アップの恩恵があるので約10gであれば重量増にも納得感があります。

8→XS も、デュアルカメラシステム次世代チップ高性能ディスプレイそして Face ID などが追加搭載されています。

でも個人的には、8→XS で30g弱になる重量増とトレードオフするほどの機能アップではないと感じるのが正直なところです。

いささか重量にシビアすぎる気もしますが、ぼくは登山をするようになってからというもの「より少なく、より軽く、よりコンパクトに」が重要なテーマになってます。

それに5.8インチになった iPhone XS は、ぼくのように手が小さい人には文字どおり「手に余る」サイズです。

若干ディスプレイが「縦長」になり持ちやすくなったのですが、そのサイズ感ゆえ画面端に指が届きづらいので「片手操作」だけで済ますのは無理があります。

サクサク片手操作するには「iPhone SE」のような「4インチ」がジャストサイズなんですよね。個人的には「SE 2」の発売を望んでいたぐらいです。

 

2.Face ID

iPhone8とiPhoneXSを比較(Touch ID・Face ID)

*画像引用元:Apple公式サイト

iPhone XS は、X 以降のホームボタン削除・オールスクリーン化でセキュリティ面も進化。顔認証の技術による「Face ID」が搭載されています。

iPhone 8 までは旧来の指紋認証による「Touch ID」なので、最新の認証技術を求めるなら当然 XS に軍配が上がりますよね。

スマホはタッチパネルで操作するデバイスですから、ホームボタンというハード機能削除を歓迎する声が多いのも事実です。

全画面ディスプレイとの相乗効果でこれからのスマホのスタンダードなスタイルになっていくのかも知れません。

ただ、ぼくは「ホームボタンと Touch ID が好き」です。このあたりは「好みと慣れ」でしょうから、唯一の正解がない問題でしょう。

また Face ID は、セキュリティー性が高いものの「認証速度」「認証精度」に課題が。

マスクをしていると認証されないそうですし、日々の使用シーンをイメージしてみると指紋認証より「利便性」が高いと言い切れるものではありません。

場合によっては指紋認証のほうが便利でスマートなケースもまだまだありそうです。

●コストパフォーマンス重視なら XS より型落ちの「iPhone 8」!

iPhone8をアップルストアで購入する場合の価格

*画像引用元:Apple公式サイト

Apple の販売減速・株価急落から、iPhone XS は ユーザーからコストパフォーマンス最悪の iPhone と評価されていることが察せられます。

 

  1. カメラ
  2. チップ
  3. ディスプレイ

 

などが高性能化されたハイエンドモデルであるものの、この3つが高価格の理由となってユーザーが離れるなんて本末転倒ですよね。

ホームボタン削除・オールスクリーン化・サイズアップの「代償」として…

 

  1. 重量増・サイズアップ
  2. Face ID

 

も容認する必要があります。

サイズアップについては、本当にユーザーのニーズがあるのかがぼくには正直わかりません。

Face ID はメリット・デメリットどちらともジャッジしがたいですが、7→XSで40g弱・8→XSで30g弱の重量増は3つの追加機能とトレードオフするには重すぎる印象です。

とにかく常に「先端技術」「最新デバイス」に触れておくべきという考えにも一理あります。

でも新車・新築のように「プレミアム価格」が上乗せられていていつか必ず安くなるものを「割高」な状態で購入するのですから、購入前の「納得感」は大切ですよね。

XS の廉価版として税別28,000円安の「iPhone XR」も同時発売されましたが、そのポジションはいまひとつ中途半端。

 

  • チップは XS と同じ
  • カメラ・ディスプレイ機能は XS より劣る
  • サイズ・重量は XS より大きく重い
  • 防水性能は XS より劣る
  • カラーバリエーションは XS より豊富
  • バッテリーの持ちは XS より数時間長い

 

全スペックが XS に劣るわけではなく一部機能では XS より優秀であることが、むしろユーザーを迷わせてしまっている感があります。

とはいえ iPhone  XS 高価格の理由でもあるカメラ・ディスプレイにさほどこだわらないのであれば有力候補にはなりそうですね。

また「多少重くても大きいほうがいい」「豊富なカラーから自分らしい色を選びたい」「少しでもバッテリーの持ちを重視したい」というニーズにもマッチしそうです。

ただ、もし「コストパフォーマンス」を重視するならば「あえて型落ちモデルの iPhone 8 がベストバイ」ではないでしょうか?

iPhone 8」は…

 

  • 耐水性能
  • Apple Pay
  • ワイヤレス充電
  • Touch ID

 

といった基本性能をそなえていながら…

 

  • 148g
  • 4.7インチ

 

で「軽量」「コンパクト」とパフォーマンス優秀。それでいてコストは…

 

  • 税別67,800円:8(64GB)
  • 税別84,800円:8(256GB)
  • 税別78,800円:8 Plus(64GB)
  • 税別95,800円:8 Plus(256GB)

 

8・XS でデータ容量が同じタイプを比較すると、 8 は「税別45,000円安」、8 Plus なら「税別46,000円安」という価格設定!

iPhone 8 の64GBタイプは、中古ならさらに「格安」です。

 

 

ぼくは「iPhone 3G」からすでに10年以上の付き合いになるというiPhone愛用者で、直近では2015年9月に発売された「iPhone 6s」を2019年2月まで使用してきました。

もし最新ガジェットマニアだったなら、毎年のように販売される「最新モデル」へ次々と乗り換えるのが楽しくてしょうがないでしょうね。

でもぼくにとっての iPhone は「趣味」でなく単なる「ツール」のひとつ。

いくらiPhone好きとは言え 8・XS 間にその「価格差」と見合った「性能差」があるとは思えないのが本音です。

ぼく自身、3年以上使用しバッテリーが弱くなってきた iPhone 6s の後継にはあえて最新モデルの iPhone XS ではなく iPhone 8 をチョイスしました。

個人的には「iPhone は 8 で完成した」と感じています。

もちろん XS の最新モデルという「ステータス」に魅力を感じなかなったわけではないのですが…

 

  • 電話
  • メール
  • ウェブブラウズ
  • ショッピング
  • オーディオ
  • ブック

 

といった限られた用途でしか使用しないぼくにとって iPhone XS は完全にオーバースペックです。「割安」な iPhone 8 で十分でしょう。

もはや iPhone 自体がオーバースペックなのかも知れませんが、やはり iPhone の「デザイン性」は捨てがたいもの。

それにぼくは「MacBook」ユーザーでもあるので、「AirDrop」のようなPC・スマホ連携機能は利便性が高くて手放せない「付加価値」となってますからね。

Apple の株価急落による「アップル・ショック」の波紋は世界中にひろがっていて、Apple関連の電子部品メーカーもその業績に多大なる影響を受けています。

あれから約1ヶ月が経過し株式市場の混乱はひとまず落ちついたように見えます。Apple がまた時価総額ナンバーワンに返り咲く日はくるのでしょうか?

主力の iPhone はどう「進化」していくのか、iPhone 8 よりコストパフォーマンスがよく「高揚感」のあるモデルはリリースされるのかなど、今後の展開にも目がはなせません。

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ABOUTこの記事をかいた人

たかはし昇一

30歳から3つの「と」(投資・登山・トレーニング)を習慣にしたら人生が変わった金融系サラリーマン。1985年生まれ、東京都23区内在住です。2034年までに金融資産3,000万円の「アッパーマス層」になるため、「収入を増やす」「支出を減らす」「投資で増やす」をコツコツ実践中。