南アの女王「仙丈ヶ岳」長衛小屋テント場から日帰り稜線歩き!

2018年の梅雨明けは昨年(7月6日)より7日も早い6月28日!

6月の梅雨明けは観測史上はじめてですし、梅雨期間も日数23日(6月6日〜6月28日)と1978年(6月11日〜7月4日)とならんで1番の短さでした。

6月29日の金曜日にお昼のニュースで梅雨明けを知ったぼくは、翌6月30日(土)〜7月1日(日)・2(月)を急きょ3連休に。

2018年の「梅雨明け10日」で目指すのは、南アルプスの貴公子「甲斐駒ヶ岳」と女王「仙丈ヶ岳」という日本屈指の名峰!

2座への拠点となる「北沢峠」までは東京からのアクセスも比較的よく、そこからテント場のある「長衛小屋」までも徒歩10分ほどとアプローチ抜群です。

きのう7月1日は快晴・絶景の甲斐駒ヶ岳を登頂して長衛小屋でシャワーも浴び、気分爽快でからだもサッパリ。

小屋番さんの人柄がよく、広くてフラットで南アルプスの天然水豊富なテント場で快適なテント泊を満喫しました。

仙丈ヶ岳には2015年7月に小屋泊まりでチャレンジしたことがありましたが、そのときは梅雨の最中で雨降り&ガスという残念なコンディション。

今回は梅雨明け10日という登山にバッチリなタイミングなので、否が応でも期待がムクムクと高まります。

有給をとっておよそ3年ぶりの登る仙丈ヶ岳。果たして女王はその姿を披露してくれるのでしょうか?

●Day1(2018.07.02.Mon.):長衛小屋→仙丈ヶ岳→長衛小屋→新宿

標準コースタイム

  • 04:50長衛小屋-08:00小仙丈ヶ岳(徒歩190分)
  • 08:00小仙丈ヶ岳-09:20仙丈ヶ岳(徒歩80分)
  • 09:20仙丈ヶ岳-10:10小仙丈ヶ岳(徒歩50分)
  • 10:10小仙丈ヶ岳-12:14長衛小屋(徒歩124分)
  • 12:14長衛小屋-12:24北沢峠(徒歩10分)
  • 15:30北沢峠-15:55広河原(バス25分)
  • 16:40広河原-18:30甲府駅(バス110分)
  • 18:56甲府-20:37新宿(電車101分)

コースタイム実績

  • 04:50長衛小屋-08:00小仙丈ヶ岳(徒歩190分)
  • 08:00小仙丈ヶ岳-09:45仙丈ヶ岳(徒歩105分)
  • 10:25仙丈ヶ岳-11:00小仙丈ヶ岳(徒歩35分)
  • 11:15小仙丈ヶ岳-13:00長衛小屋(徒歩105分)
  • 14:40長衛小屋-14:50北沢峠(徒歩10分)
  • 15:45北沢峠-16:10広河原(バス25分)
  • 16:40広河原-18:30甲府駅(バス110分)
  • 18:56甲府-20:37新宿(電車101分)

04:00

目を覚ましてテントから出ると、きのうと同じように「小仙丈ヶ岳」が月を従えていました。

広大でフラットなスペースが数段にわたって整備されている長衛小屋のテント場。

沢沿いにあって雰囲気がいいですし、沢の流れる音で周囲の生活音が気にならずぐっすり眠れます。

ただ沢が近いということは、それだけ湿度が高い傾向にあるということ!

夜間〜明け方に発生した結露によって、テント内の壁面や天井・ポールに水滴がびっしりついていることに驚きました。

今回のテント泊で使用した「U.L.ドームシェルター 1型」は、透湿性がない素材のインナーポール式シングルウォールシェルター。

2018年モデルは出入口が長辺側に変更されていて、ポールも外側の挿入口から室内に通せるようにアップデートされています。

ダブルウォールテントと比べると居住性が劣りますし、やっぱり結露の影響をダイレクトに受けますね。

水滴にさわって濡れないよう、からだやシュラフ・装備に気を配るのはけっこうストレスになります。

とはいえ「軽量・コンパクト」というメリットがあるのは確かなこと。

要は「使いどころ」でしょうし、デメリットさえ容認できればこのような「自立式シェルター(ツェルト)」はULテント泊の有力候補です。

朝食はきょうもアマノフーズの「トマトとチーズのリゾット」。わざわざ山で贅沢をしたいとは思わないので、食事はドライフードで手早く済ませるスタイルです。

長衛小屋周辺は標高2,000mほど。食事を終え小屋前の気温計をチェックしてみると約13℃しかありません!

この時期、東京だと最低気温ですら24℃ほどなはず…やっぱりお山は涼しいですね。

テント場に戻ると小仙丈ヶ岳が朝陽を浴びていました。美しい夜明けです。

きのう「仙水峠」で真正面からまぶしい朝陽を受け、そのさきで雲海の大パノラマに見とれたことを思いだしました。

きょうも梅雨明け10日の安定した好天に恵まれそう。

ザックに必要な荷物だけをつめこみ、宿泊装備はテント場にデポします。

これができるのはベースキャンプ型のテント泊ならでは。おかげで日帰り装備だけで済み、とても軽快に登山を楽しめます。

04:50

長衛小屋テント場から峠道に出てすぐの「2合目コース」から登山スタート!

脳裏には3年前のことがよぎります。あのときはテント泊デビュー前で長衛小屋に宿泊したのですが、まず調子にのってビールを飲みすぎたんですよね。

加えて同室の宿泊者のいびきによる睡眠不足もあったのか、登山の途中でバテてしまい、小仙丈ヶ岳に行くのもやっとの状況。

それ以降は山でのアルコールは控え睡眠など休息も重視するようになったので、ポジティブにとらえれば「教訓」になったハプニングではありました。

でも同時にショックでもあり、それが若干のトラウマになっていることも事実。

あれからいくつもの山を歩いてきましたが、今回の山行にはそんな過去のトラウマを払拭して自信をとり戻す目的もあったりします。

木々のあいだから、朝陽を受けた「北岳」の雄大な山容がのぞいています。

明るく爽やかな樹林帯を気分よく歩く。

ところが、斜面にさしかかったところで…

「危ないっ!ラクッ!」

顔を上げると、40〜50cmの石がぼくに向かって猛スピードで斜面を転がってきます!

なんとか間一髪でかわしましたが、ほんの横数10cmのところ。運が悪ければ直撃していたかも知れません。

どうやら斜面を先行していたパーティーのいちばん先頭を歩いていたハイカーが浮き石を踏み、それが斜面を転がってしまったようですね。

いや〜ほんとうに危なかった!ぼくも落石を発生させないよう気をつけないと。

針葉樹のさきに新芽が伸びてツートンカラーになっています。さわってみると、まだやわらかい。

森のいたるところに、光と影そして陰のコントラストが発生しています。

05:30

「北沢峠」からのルートと交わる2合目までやってきました。

ここからさき、歩きやすくも地味に傾斜のついた登山道がつづきます。

もっとスピードを上げることもできますが、3年前にバテた苦い経験があるので、ここは無理せず意識してゆっくりと。

伊那市立「長谷中学校」の生徒さんがつくってくれたと思われる看板。ほほえましくて元気が出ますね。じぶんファイト!

3合目。

そして4合目です。すこし小広いスペースがあったので、ここで行動食を補給しておきます。

そういえば単独行ばかりだから、みんなの行動食がどんなものかを知らないなあ。

ぼくの場合は、亀田製菓「亀田の柿の種」とアサヒグループ食品「1本満足バー シリアルホワイト」が定番。ながいこと飽きずに食べつづけています。

さきほどまではフラットで歩きやすいトレイルでしたが、だんだんと大きな石が目だってきました。

苔むした大きな岩と巨木のあいだをすり抜けます。

いまにも崩れそうな急登。補強に使われている横木がなければかなり苦労しそうな場所です。

06:40

ゆっくり登ってきたつもりですが、5合目でもある「大滝ノ頭」の分岐には標準コースタイムより20分ほど早く到着しました。

すこし息を整え、小仙丈ヶ岳を目指してさらに登ります。

傾斜がだんだん鋭角になってきます。

木の密度と背が低くなってきました。高度が上がっていることを感じます。

空が近くなってきて森林限界到達の予感。急登のところどころで息を整えます。

ふり返ると、樹木の窓からきのう登頂した南アルプスの貴公子・甲斐駒ヶ岳が端正な顔をのぞかせています。

こうやって眺めてみると甲斐駒ヶ岳の脇にある「摩利支天」そして手前にある「駒津峰」、そこから右に下りきった仙水峠や「栗沢山」への登り返しなど山の位置関係がよくわかりますね。

こちらは遠くはるか彼方にある北アルプスまで見通せる。最高の眺望だ。

小仙丈ヶ岳のピークが見えてきました。ハイマツにおおわれたなだらかな斜面にやさしげな印象を受けます。

登ってきた道を何度もふり返ってしまいます。甲斐駒ヶ岳かっこよすぎ!

さらに標高が上がって左手に見えてきたのは「乗鞍岳」。

昨年2017年にクラウドファンディングで登山道整備イベントに参加したことが思いだされます。とてもお得な内容でしたし、なによりいい経験になりました。

クラウドファンディング|乗鞍岳登山道整備2017がおトク!

あ!「富士山」のシルエットが。よしよし、これなら「アレ」も期待できそうです。

中央アルプスも登場しました。ここ南アルプスとのあいだを天竜川に沿って南北にのびる「伊那谷」の街も見えてますね。

08:00

絶景を楽しみながらののんびりハイクで、小仙丈ヶ岳には標準コースタイム通りに到着!

3年前も同じルートだったのですが、ここ小仙丈ヶ岳に着くまでにバテてしまい、仙丈ヶ岳まで足を伸ばせるか心配になるほどでした。

でも今回はアルコールと休息・睡眠の教訓を活かしつつ、意識してゆっくり慎重に登ってきたのが功を奏しとても元気!

不安はやっぱりあったけど、過去のトラウマが払拭できて本当によかった…

そして期待していた「アレ」とはこのこと。左から富士山・北岳そして「間ノ岳」で、標高3,776m・3,193m・3,190mのトップ3!いちどに望んで3本指ピース!

間ノ岳は2014年の三角点標高成果改定に伴ってそれまでの3,189mから3,190mとなり、「奥穂高岳」にならんで日本第3位の標高になったんですよね。

それにしても美しい山容だ…

北岳には昨年2017年に登頂したけど、稜線歩き好きとしてはやっぱり北岳・間ノ岳と「農鳥岳」をつなぐ「白峰三山縦走」が気になるぞ!

でも、目の前にのびている仙丈ヶ岳へつづく稜線だってこんなに素敵です!

男性的な山容の甲斐駒ヶ岳に比べると、仙丈ヶ岳はなだらか穏やかで女性的。しかも甲州側の平地からは見ることができない「恥ずかしがり屋さん」なんです。

見事なカール地形ですね。正面に見えているのは「小仙丈カール」で、稜線を歩いていくと裏側にある「藪沢カール」がお目見えします。

ガスに巻かれバテながら登った3年前も仙丈ヶ岳は美しいお山だと感動しましたが…やっぱり登山はお天気いいときに限る。

きょうの女王さまはちょっと美しすぎて見とれてしまいます。

このさき、小仙丈ヶ岳から仙丈ヶ岳の山頂までは標準コースタイムで80分ほど。

でも稜線がとても気持ちよくて眺望もすばらしいから、さっさと歩き去ってしまうのがもったいない。山頂に行きたい気持ちとのジレンマに陥ってしまいます。

もし午後になって雲が湧けば、もうこのような景色は見れなくなってしまいますからね。

稜線を歩いてカールに近づいてくると、その大きさとカールのふちに出るまでの急登が現実味を増してきます。

5合目まではちゃんとチェックしていたのですが、6・7合目が抜けていきなり8合目。

のこりあと2合ですが、体感的にはまだまだ遠いです。

途中、大きな岩がゴロゴロ転がり足場が不安定な場所も。

ひと息つきながらふり返ると、小仙丈ヶ岳から歩いてきた稜線上の道が見えてます。

カールのふちまであと少し。

仙丈小屋」との分岐です。

眼下に小屋が。

ついにカールのふちに到着!ようやく山頂が目視できました。

まだ残雪が残っていますね。

お花には詳しくありませんが、仙丈ヶ岳のカールは高山植物がとても豊富な場所として知られています。

色とりどりのお花畑がひろがる不思議な空間です。

以前行ったことのある「黒部五郎岳」でも、カールに入った瞬間それまでと「世界が変わった」ような感覚になったことを覚えています。

カールのふちをぐるっと歩いて山頂を目指します。道は歩きやすいのですが、遠くから見るよりもカールの壁は垂直で高度感があります。

山頂まではあとほんの少しです!

09:45

朝5時に長衛小屋をスタートして約5時間。標高3,033m・仙丈ヶ岳に到着しました!

標準コースタイムより25分遅れたのは、写真を撮ったり、頼まれてお撮りしたりしたからでしょう。

絶好の登山日和ですが、平日ということでハイカーが少なく静かな山頂です。

ガスに巻かれていた3年前とは別の山頂みたいだなあ。きょうは遠〜くまで眺望が広がっています。

美しい稜線を見ると、どこまでも歩いていきたくなってしまう衝動にかられます。

眼下にはカール、正面にはきのう登頂した甲斐駒ヶ岳。なんてすばらしい景色なんだろう…きょう会社休んでここに来てよかった。

藪沢カールのなかにある仙丈小屋は収容人数55人程度の小さな山小屋ですが、カールの全景を眺めることのできる好立地に建っています。

営業期間中の現地電話番号は「090-1883-3033」。仙丈ヶ岳の標高3,033mと電話番号の下4ケタが一致!

10:25

いつの間にか山頂到着からもうすぐ1時間が経過。下山開始はいつも名残惜しくなります。仙丈ヶ岳よ、またいつか。

カールのさきに見える甲斐駒ヶ岳に雲がかかりはじめましたね。なんだか厳かな雰囲気です。

北岳・間ノ岳の山頂部分もすでに雲に覆われています。

仙丈ヶ岳の上空と小仙丈ヶ岳への稜線はまだ快晴ですが、そのうちここも雲におおわれてしまうのでしょう。

あまりの眺望のよさに意識の外になってたようですが、小仙丈ヶ岳〜仙丈ヶ岳のあいだには岩の急登があります。帰りは登りになって少ししんどい。

小さなお花が咲いてました。

なにを見ても「かわいい」「きれい」で終わってしまうのがもったいないのですが、お花の種類と名前がなかなか覚えられません…

11:00

小仙丈ヶ岳まで戻ってくるとガスが湧き、甲斐駒ヶ岳はまったく見えなくなってしまいました。

仙丈ヶ岳はまだ見えていますが、明らかに上空の雲が増えて右側の斜面からはガスが上がってきています。

ついに女王と別れの時です。惜しまれますが、最後にその優美な姿を目に焼きつけておくことにしましょう。

11:15

小仙丈ヶ岳から長衛小屋までは標準コースタイムで2時間ほど。

すっかりガスに巻かれてしまい登山道は真っ白です。

こうなってくるともう黙々と下山するしかありませんね。テント撤収や帰りのバスのことが気にかかりはじめてきます。

2合目まで下りてきました。右側のルートを選択して長衛小屋へ。

スタート地点に戻ってきました。木製の橋を渡り、峠道を越えて歩けば長衛小屋まであとわずか。

13:00

無事、テント場のある長衛小屋に帰還です。なんだかホッとするなあ。

やった!きのうは売り切れであきらめた「C.C.レモン」が入荷されてます。さっそく冷え冷えの1本を購入。

現時時刻は13:00。急いでテントを撤収すれば13:30のバスに間に合いそうです。

でも急いで帰宅する理由はありませんし小屋のシャワーも利用したいので、15:30の最終バスに乗ることにしましょうか。

マイテントはちゃんと待っていてくれました。蛇足ですが、幕体の明るいグリーンとC.C.レモンはカラーの相性がいいような気がします。

木のベンチに装備をならべて撤収作業開始。朝は結露がひどくてウンザリしたものの、撤収はとても簡単ですし、表裏をひっくり返して干せばすぐ乾くのは1枚布だからこそ。

必要最低限の耐候性をそなえていて軽量・コンパクトかつ居住性も高く、設置・撤収も簡単。そんな夢のようなテントがあればなあ。

14:40

撤収作業を終え、長衛小屋のシャワーで汗を流してサッパリ!

北沢峠の周辺は入浴施設が少ないので、長衛小屋の清潔なシャワー設備はとても貴重ですよね。

利用時間は1回15分でコイン式シャワーの運転時間は5分ですが、ボタンでスタート・ストップが調整できるので意外とたっぷり使えます。

洗剤類は基本的にNGですが、そなえつけてある植物由来のシャンプー・リンス・ボディーソープが「1人2プッシュ以内」で利用OK!爽快感も抜群です。

今回これ以上ないくらいの好天で甲斐駒ヶ岳・仙丈ヶ岳を満喫してしまったので、つぎいつ訪れることになるかはわかりませんが、長衛小屋はいつまでもあってほしい山小屋のひとつです。

15:30のバスまではまだ1時間ほど余裕がありますが、行きで特急あずさの特急券を発券する時間がなかったことの反省を踏まえ「ゆとり」をもって早めに行動!

峠道を北沢峠に向かってとぼとぼ。もうすぐ3連休が、2018年梅雨明け10日の山旅が終わってしまいます。もっと山にいたいなあ。

北沢峠の立派なバス停にたどりつきました。

ここからは「南アルプス登山バス」でまず「広河原」へ。そこからまたバスを乗り継ぎ、「甲府駅」へ到着するのは18:30の予定です。

バス停の建物のなかには番号の貼られたベンチがならんでいて、その番号順に乗車するシステム。出発まではまだ時間があるので、ベンチにザックを置いてお散歩でもしましょうか。

バス停近くにある「こもれび山荘」は収容人数110人ほど。周辺ではいちばん大きな山小屋です。

「我慢しなくていい山小屋」というコンセプトで2015年に改装され、ユーザー目線が重視された快適さで知られています。

いつかテントが担げなくなったらお世話になってみたいです。

山荘のまえには鮮やかなピンク色のお花の大群落がありました。なんという名前なんでしょう?

友人へのお土産にこもれび山荘の「手づくりマフィン」をと思ったのですが、あいにくの売り切れ。

しかたがないからという訳でもないのですが、缶ビールを買って山荘前のベンチでしばしまったり。

15:30

バスの発車時刻がせまってくると、平日とはいえ30人ほどのハイカーが停留所に集まってきました。チケットを購入し順番にバスに乗りこみます。

ところが定刻の15:30になっても一向にバスが発車する様子がありません。ぼく以外の乗客も、どうしたものかと心配しだしました。

車外では運転手さんとひとりのハイカーがなにやら深刻そうに話をしています。しばらくすると運転手さんから乗客にアナウンスが。

「あちらの方のお連れ様がまだ戻らないとのことです。しばらく待つことにしますので、申し訳ありませんがご了承ください」

どうやら2人で甲斐駒ヶ岳に登ったものの、なんらかの事情で下山は別行動となったようです。

5分・10分と時間が経ち、乗客もそろそろしびれを切らすのではと思われたころ、息も絶え絶えお待ちかねのパートナーがあらわれました!

各方面への乗り継ぎがギリギリのタイミングになってしまったけれども、とにかく最終バスに間に合ってよかったですね。

甲斐駒ヶ岳・仙丈ヶ岳は「日帰り」が可能な山として紹介されることも多いのですが、広河原から休日・始発のバスに乗れても北沢峠到着は7:15。

どちらの山も標準コースタイムで往復7時間ほどはかかるので、すこしの遅れで平日15:30・休日16:00の最終バスに乗ることが厳しくなってきます。

それに時間に追われて焦ってしまうと冷静な判断ができなくなりますし、せっかくの登山を心ゆくまで楽しめませんよね。

2018年・梅雨明け10日の山旅は、最初から最後まで「ゆとり」が大切なことを思い知らされることとなりました。

山行費用(合計8,180円)

  • 長衛小屋:250円(C.C.レモン)/500円(シャワー)
  • こもれび山荘:500円(ビール)
  • 北沢峠-広河原:750円(バス)
  • 広河原-甲府駅:2,050円(バス)
  • 甲府-新宿:4,130円(電車)

南アの貴公子「甲斐駒ヶ岳」シャワーあり長衛小屋でテント泊!

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ABOUTこの記事をかいた人

たかはし昇一

30歳から3つの「と」(投資・登山・トレーニング)を習慣にしたら人生が変わった金融系サラリーマン。1985年生まれ、東京都23区内在住です。2034年までに金融資産3,000万円の「アッパーマス層」になるため、「収入を増やす」「支出を減らす」「投資で増やす」をコツコツ実践中。