映画「ファウンダー」|マクドナルドは不動産会社だった?

「マクドナルド」を知らない人は少ないでしょう。

ハンバーガーを主力商品に世界規模でチェーン展開しているファーストフードショップで、その店舗数はなんと約4万店舗!

「低価格」を強みに展開している部分もあり、日本でも数々の価格破壊で店舗数を伸ばしてきました。

近年ではその路線で行き詰ったのか、高価格帯商品をラインナップしたりターゲットを拡大することで好調な業績をキープしていますね。

たかはし昇一はジムでのウェイトトレーニングを習慣にしてから健康・食生活にも関心がでて、日頃からなるべく食材は「ナチュラル」で「ローカーボ」なものをチョイスするようにしてますし、「オイルを摂るなら良質なもの」と心がけています。

そんなマインドの変化もあったからか、マクドナルドに限らず外食チェーンでハンバーガーを食べたのは、若かりし大学生の頃が最後ですね…。

●魅力的な「投資先」としてのマクドナルド!

社会人になって「投資」をするようになってからは、マクドナルドはただのハンバーガーショップではなく、あのバフェットも大株主だったように「魅力的な投資先」として認識するようになりました。

ちなみにバフェットは、毎日の通勤途中に必ずマクドナルドに立ち寄り、会社のオフィスでコーラを飲みながらマフィンなどを食べるそうですよ。

マクドナルドは40年以上にわたって株主に「配当」を出しつづけてきました

これは社会・消費者動向の変化へきっちり対応し、企業内の構造改革も行なってきた結果です。

また、企業規模・ブランド力・価格競争力高いレベルですでに備えていることを考えると、この先もその優位性は簡単には揺らがないのではないでしょうか?

ぼくが保有している「先進国株式」にインデックスする「投資信託」にもマクドナルドは組み入れられています。

●創業者のレイ・クロックって誰?

映画「ファウンダー(ハンバーガー帝国のヒミツ)」では、マクドナルドがどのようにしてこれほど巨大な「帝国」を築くことができたのか、衝撃的な事実を知ることができます!

「ファウンダー」は英語で「創業者」を意味する言葉です。

おそらく多くの人が、「マクドナルドの創業者」はその名の通り「マクドナルドさん」だと思っていることでしょう。

たしかに、当初はマクドナルド兄弟(ディック&マック)が経営していました。

そこにミキサーのセールスで訪れたマイケル・キートン演じる事業家レイ・クロックが、マクドナルドの「効率的な調理オペレーション」「高い回転率」に商機を感じ「フランチャイズ化」を提案、1954年に実現します!

もともとマクドナルド兄弟はブランドと品質を守るために「フランチャイズ経営」には消極的でした。

でもレイは「システム」で儲けることに大きな可能性を感じていて、粘り強く交渉を重ね「条件付き」で合意することになります。

その「条件付き」の契約が足かせとなって、レイは「資金難」に悩まされ、フランチャイズ店のオーナー達も想像以上にかさむ「コスト」に苦しめられます。

次第に追い詰められていくレイですが、金融コンサルタントであるハリー・J・ソネンボーンと出会い、彼からのアドバイスで息を吹き返します。

なんと1960年にはマクドナルドの「経営権」や、マクドナルドという「名称の独占権」までもを得て、ディック&マックの店は最後には閉店に追い込まれてしまうのです!

●マクドナルドは「不動産会社」!

ハリーはレイに「不動産」を所有して支配力をもつことをアドバイスします。

不動産会社を設立して土地を購入し、フランチャイズの契約者にリースすることで安定的な収益を生み出すべきという内容です。

レイはさっそく投資家から資金を集め、アドバイスを実行に移します。ハリーをスタッフに加えたことで、事業はみるみる好転!

その後レイは弁護士を通じてマクドナルド兄弟との「契約破棄」や「権利の買い取り」を試みます。

情報弱者である兄弟に勝ち目はなく、ついには全てに応じることになるのです。

●事業の成否は「ビジネスモデル」で決まる!

この映画はビジネスで成功することの難しさや、時に厳しい判断が必要なこと、そして事業の成否は「ビジネスモデル」で決まることなど、多くの示唆に富んでいます。

通常のファーストフードチェーンであればオーナーには「特許料金」「供給品」「販売のパーセンテージ」が請求されますが、マクドナルドはさらに「賃貸料」が加わります。

フランチャイズ契約の条件としてほとんどの店舗の不動産をマクドナルドコーポレーションが所有し、フランチャイズ会社は売上の一部を賃貸料として支払うのです。

ハリーの言うようにあくまでマクドナルドの商売は不動産業であって、彼らがハンバーガーを売る「理由」はフランチャイズ会社による利益が最も多くの賃料をもたらすからですね!

●レイ・クロックは悪者なのか?

レイは「国旗・十字架そしてゴールデンアーチ」というフレーズを発します。

国旗や十字架と同じようにどこにでもマクドナルドがある世界を夢見るあまり、時に非情すぎる姿には狂気すら感じましたが、彼が「マクドナルド」のシステムや名称に惚れ込んでいたことは間違いないでしょう。

事業を奪われてしまうマクドナルド兄弟は気の毒に思いましたが、もしレイがフランチャイズ化しなければマクドナルドは兄弟の代で姿を消していたかも知れません。

それに兄弟が事業を手放すことになってしまったのは、彼らが無防備で無知だったため協力者を得て理論武装したレイに対抗できなかったことにも要因があると思います。

その点は「反面教師」であり、教訓として注意すべき点でしょう!

映画「ファウンダー」は、ビジネスのノウハウや示唆に富んだ映画としてハンバーガーを食べない人も観ておくべきです!


 

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ABOUTこの記事をかいた人

たかはし昇一

30歳から3つの「と」(投資・登山・トレーニング)を習慣にしたら人生が変わった金融系サラリーマン。1985年生まれ、東京都23区内在住です。2034年までに金融資産3,000万円の「アッパーマス層」になるため、「収入を増やす」「支出を減らす」「投資で増やす」をコツコツ実践中。